遺伝子の着床前診断、58件承認 2022年の対象拡大後、初公表
2024/08/28/11:53
日本産科婦人科学会は28日、重い遺伝性の病気が子どもに伝わらないよう、体外受精した受精卵の遺伝子を調べる「着床前診断」について、2023年に計72件の申請を審査し、うち58件を承認したと発表した。不承認は3件で、9件が審査継続中、取り下げが2件だった。22年の対象拡大後、件数の公表は初めて。拡大前には認められなかった目のがん「網膜芽細胞腫」の患者からの申請も承認された。