【パリ共同】五輪閉幕から約2週間。スポーツの祭典が再びパリにやって来た。パラリンピックが開幕した28日、パリの街角では五輪と同じような熱狂を待ち焦がれる声が上がった。障害者スポーツに対する意識の向上につながるとの期待も膨らんだ。
パリ各地で開かれたパブリックビューイング(PV)では市民らが開会式の演出を楽しみ、中心部の公園に設置されたスクリーン前にも多くの人が集まった。
難病の先天性ミオパチーを患う高校生ルバンさん(18)は「パラの価値を共有したくて来た」と笑顔を見せた。父親(60)は「選手の健闘を見て息子が未来に希望を持ってほしい」と話した。