【クアラルンプール共同】マレーシアの首都クアラルンプールの当局は、独立記念日の前日にあたる30日に予定していた記念イベントを中止すると発表した。会場周辺の道路が今月下旬に陥没し、穴に転落した女性観光客が依然として行方不明となっている。地元メディアが29日報じた。
マレーシアでは、前身のマラヤ連邦が英国から独立した1957年8月31日を記念し、例年イベントが開かれている。政府関係者らが集まる31日の式典は予定通り行われるという。
事故は23日に発生。突然道路が陥没してできた大きな穴に女性が転落した。付近の道路でも穴が見つかり、政府は土壌構造が原因との見方を示している。