埼玉新聞

 

旬の野菜を楽しむレストラン、ブームのサウナも 新たな楽しみを提供、埼玉・熊谷の温浴施設が新装オープン

  • オープニングセレモニーでテープカットをする温泉道場の山﨑寿樹社長(右から2人目)ら=18日午前、埼玉県熊谷市久保島

  • レストラン「ハレニワ食堂」で楽しめる(手前から)全長60センチの巨大ボウルに旬の野菜が詰まった「食べる特大農園ボウル」、鉢植え風のフルーツパフェ「HACHIUE(はちうえ)」

 熊谷市久保島の「おふろカフェ ビバーク」が18日、「おふろカフェ ハレニワの湯」として、リブランドオープンした。運営する温泉道場(ときがわ町、山﨑寿樹社長)によると、コンセプトは「カラダと心が晴れる庭」。地元の熊谷野菜が味わえるレストランや、有名ブランドとのコラボ館内着など、ソフト面を中心に改良し、新たな温浴施設の楽しみを提供することにしている。

 施設内には、高濃度炭酸泉や露天風呂など7種類のお風呂をはじめ、昨今ブームとなっているサウナがある。野菜をたっぷり使った食事、裸足で過ごせる緑豊かなラウンジなど、まさに庭にいるような感覚でくつろげる空間を作り上げている。

 レストラン「ハレニワ食堂」は、千葉県の農園リゾート「ザファーム」が監修。野菜を楽しむレストランとして、地元野菜のおいしさを最大限に生かした料理を用意する。野菜中心のセットメニューや、全長60センチの巨大ボウルに旬の野菜がぎっしり詰まった「食べる特大農園ボウル」(税込み1万980円)、鉢植え風のフルーツパフェ「HACHIUE(はちうえ)」(同1479円)など、味も見た目も楽しめる商品が並ぶ。

 館内着は、アパレルブランド「niko and…(ニコアンド)」と共同で製作。ユニセックスなシルエットのポンチョとパンツは、柔らかいトーンのブルー、イエロー、グリーンの3色で展開する。お風呂上がりの潤った肌の上にさらっと着られる質感や、長時間快適に過ごせるゆとり、肌着の透けづらさ、ポケットの配置など細部にまでこだわった。

 山﨑社長は「既存のファミリー層に加えて、特に20~40代の女性にも気軽に楽しめる店舗を目指した。野菜中心の料理や有名ブランドとのコラボなどを通じて、温浴施設のデザインシーンを変えていきたい」と力を込めた。

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