埼玉新聞

 

<新型コロナ>ワクチン接種、16歳以上の県民に拡大へ 埼玉県、23日予約分から 12歳以上へは慎重

  • 県、16歳以上に接種対象を拡大へ

 県は21日、エッセンシャルワーカー向けに優先接種を行う「県ワクチン接種センター」での新型コロナウイルスワクチン接種について、23日の予約分から16歳以上の全県民に対象を広げると発表した。会場は県東部(県民健康福祉村、越谷市)、県西部(ウエスタ川越)、県北部(熊谷文化創造館さくらめいと)ワクチン接種センターで、県南部(浦和合同庁舎)のみ10月7日の予約分から開始する予定。

 23日予約分の接種日程は、東部が27日以降で、西部、北部が30日以降。南部は10月11日以降を予定している。県内に住民票がある、2021年4月1日現在で16歳以上の人に限り、県専用予約サイトから予約できる。

 県ワクチンチームによると、県ワクチン接種センターでエッセンシャルワーカーの接種が始まったのは、東部が8月2日、その他3カ所が8月16日から。現在は「予約の埋まり状況が緩やかになり、エッセンシャルワーカーの接種がある程度終了したとみている」と説明した。

 西部、北部では、30日から使用ワクチンをファイザー社製からモデルナ社製に切り替え、県全体の1日のワクチン接種人数を最大約3700人から約4千人に増やして対応する。

 12歳以上への対象年齢引き下げについては、「予約に余裕が出れば検討する」とする一方、「16歳以下は保護者の付き添いが必要なため、スペースの課題がある」と慎重な姿勢を示した。

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