秋季県高校野球大会は23日、県営大宮など4球場で3回戦8試合を行い、8強が決定する。来年の春季県大会のシード権獲得が懸かる試合は、熱戦が期待される。

　注目は、私学4強同士の春日部共栄―聖望学園。Bシードの春日部共栄は左横手投げのエース橋本ら投手陣に安定感があり、守りからリズムを築ける。対する聖望学園は、2試合連続コールド勝ちと打線が好調。足を絡めた攻撃で先制したい。

　所沢商とぶつかる浦和麗明はエース左腕吉川が好調なだけに打線の奮起が必要。2回戦で前回王者の昌平に勝利した浦和実と対戦する早大本庄は、最少失点に抑えて勝利を呼び込みたい。

　本庄東―大宮東は投手陣を軸とした大宮東の守備を本庄東が攻略できるか。川越東は、強力打線の西武台を粘り強くしのぎたい。浦和―上尾は公立校の意地がぶつかる一戦。川越工は花咲徳栄に挑む。

■23日の試合

【県営大宮】

▽3回戦

早大本庄―浦和実（9時）

春日部共栄―聖望学園（11時30分）

【レジスタ大宮】

▽3回戦

川越工―花咲徳栄

【上尾市民】

▽3回戦

本庄東―大宮東（9時）

浦和―上尾（11時30分）

【越谷市民】

▽3回戦

浦和麗明―所沢商（9時）

川越東―西武台（11時30分）