川口商工会議所は22日から、会員事業所の従業員などへ同所オリジナルの「ワクチン接種確認証」の発行を開始した。同所は「新型コロナウイルスワクチンの接種率向上を目的とし、人と接するときの安心感につなげたい」という。

　この確認証は、同所職員が通う医師が身に着けていたワクチン接種済を知らせるカードに着想を得て、小売店などの従業員の方が名札と共に身に着けられるプラスチック製カード仕様となっている。

　接種を公的に示すものではないが、同所担当者は「確認証を携帯することで、周囲へのワクチン接種の推進につながるのではないかと期待している」とした。

　確認証は、事業所を通じて各自治体のワクチン接種済証のコピーを同所に提出し申請することで、1週間～10日で発行される。現在は会員のみに向けた取り組みだが、今後は一般に対しても発行できるよう調整していくという。