埼玉新聞

 

<高校野球>秋季県大会、25日の準々決勝を展望 打線好調、長短打重ねる上尾-投手層が厚い浦和実

  • 低めを突く制球力を武器に凡打の山を築く浦和実の清田

  • 秋季県大会準々決勝以降の組み合わせ

 秋季県高校野球大会は25日、県営大宮とレジスタ大宮で準々決勝を行い、ベスト4が決定する。

 Aシードの浦和学院と花咲徳栄が順当に勝ち上がったほか、秋の県大会初出場ながら8強入りした浦和麗明や浦和実、聖望学園、川越東の私立勢に、上尾、大宮東の公立勢が4強進出を懸けて火花を散らす。好カードとなった準々決勝を展望する。

■上尾×浦和実 主導権争い激戦必至

 投手力が高い浦和実と好打者がそろう上尾の対戦は、好試合となりそうだ。

 上尾は3試合で24得点と打線が好調。鋭いスイングで長短打を重ねる。1番石川が出塁し、好機に強い3番金丸、4番駿河で得点を奪い、主導権を握って浦和実を焦らせたい。浦和実は、横手投げのエース佐々木と1年生の清田の両右腕を軸に投手層が厚い。先発が濃厚な清田は、不用意な四死球が少ないだけにテンポの良い投球でリズムをつくり、攻撃に流れを持ち込みたい。

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