【ユジノサハリンスク共同】ロシアが対日戦勝記念日としている３日、北方領土を事実上管轄するロシア極東サハリン州で戦勝７９年を記念する軍事パレードが実施された。州都ユジノサハリンスクでは兵士ら約５００人が行進したが、昨年までは参加した軍用車両の姿はなく、消耗戦となっているウクライナ侵攻の影響をうかがわせた。

　北方領土の国後島や択捉島、色丹島でも軍事パレードや記念コンサートが開かれた。

　ユジノサハリンスクではサハリン州知事らが第２次大戦のソ連兵戦没者の慰霊碑前で献花。日本総領事館前では活動家ら数人が「サハリンとクリル諸島はロシアの領土です！」と日本語で書かれたプラカードを掲げた。