JR北海道は4日、過疎化によって利用が低迷し「単独では維持困難」とする赤字8区間について、2026年度までの改善計画を発表した。赤字を17年度実績の計約135億円と同水準とする「基本指標」と、さらに赤字額を約35億円圧縮する「チャレンジ目標」の2段階に設定した。
同社によると、19~23年度までの事業計画で目標とした17年度実績の水準を達成できず、引き続き目標とした。区間ごとの「観光」「都市間」「生活」という特性に応じた利用促進やコスト削減を図る。
8区間は釧網線(東釧路―網走)、花咲線(釧路―根室)、富良野線(富良野―旭川)、石北線(新旭川―網走)など。