ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体タイトルマッチで防衛を果たした統一王者の井上尚弥(大橋)が試合から一夜明けた4日、横浜市の大橋ジムで記者会見し「ダメージはない。陣営の指示通りに慎重にボクシングができた」と傷のないきれいな顔でTKO勝ちを振り返った。
元同級世界王者のTJ・ドヘニー(アイルランド)に対して優勢に試合を進め、7回に相手が腰付近を痛めて試合続行不可能になって勝利が決まった。映像を見返したといい「フィニッシュシーンは少し不完全燃焼」と苦笑いした。
次戦は12月に行う予定で、今年3試合目となる。「短い間隔でやれるので気持ちを高めたい」と意気込んだ。