埼玉新聞

 

照ノ富士、秋場所出場厳しい情勢 先場所覇者も調整に遅れ

  •  朝稽古で申し合いを見守る照ノ富士(右から2人目)=東京都江東区の伊勢ケ浜部屋

     朝稽古で申し合いを見守る照ノ富士(右から2人目)=東京都江東区の伊勢ケ浜部屋

  •  朝稽古で申し合いを見守る照ノ富士(右から2人目)=東京都江東区の伊勢ケ浜部屋

 大相撲の横綱照ノ富士の秋場所(8日初日・両国国技館)出場が4日、厳しい情勢になった。東京都江東区の伊勢ケ浜部屋で場所前初めて報道陣に公開された稽古で相撲を取らなかった。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は調整の遅れについて「見たら分かるでしょう。内臓なども調子が悪いから」と述べた。

 先場所で10度目の優勝を遂げた照ノ富士は土俵外で立ち合いの確認を行った後、他の力士の申し合いを見守るだけだった。8月29日の横綱審議委員会による稽古総見は糖尿病と膝の負傷を理由に欠席した。場所前は相撲を取っておらず、下半身は一回り細くなった様子。稽古後は「ちょっと忙しいので」と取材に応じなかった。

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