埼玉新聞

 

薬「虹波」、東京や香川でも投与 ハンセン病療養所で300人超

  •  国立ハンセン病療養所菊池恵楓園に所蔵されている「虹波」=1月、熊本県合志市

     国立ハンセン病療養所菊池恵楓園に所蔵されている「虹波」=1月、熊本県合志市

  •  国立ハンセン病資料館が所蔵する1947年10月発行の学会誌「皮膚科性病科雑誌」(同館提供)

     国立ハンセン病資料館が所蔵する1947年10月発行の学会誌「皮膚科性病科雑誌」(同館提供)

  •  国立ハンセン病療養所菊池恵楓園に所蔵されている「虹波」=1月、熊本県合志市
  •  国立ハンセン病資料館が所蔵する1947年10月発行の学会誌「皮膚科性病科雑誌」(同館提供)

 戦中戦後に国立ハンセン病療養所菊池恵楓園(熊本県)で開発中の薬「虹波」を患者に投与していた問題に関連し、同じハンセン病療養施設の多磨全生園(東京都)と大島青松園(香川県)でも当時、計355人に虹波を投与していたことが4日、国立ハンセン病資料館(東京都)への取材で分かった。治療のため投与し、副作用が出たことなどが記載された資料が残っていた。

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