埼玉県などは27日、新型コロナウイルスに感染していた4人の死亡と新たに78人の感染を確認したと発表した。1日当たりの感染者が100人を下回るのは7月5日以来。感染者の内訳は、県発表が41人、さいたま市4人、川口市24人、川越市1人、越谷市8人。

　これまでに確認された感染者は11万4325人（チャーター便帰国者含む）、死者は999人（27日午後7時現在）。

　27日午後9時時点の重症者は65人、感染者の入院は575人、ホテル療養301人、自宅療養1171人。退院・療養終了は11万864人。

　県によると50～80代男女4人が死亡した。県管轄で詳細が判明したのは前日午後判明分を含め、未就学児～80代の男女56人。会食では10代男性1人、ワクチン2回接種済みでは30～80代男女10人が感染した。県の担当者は「ワクチンや緊急事態宣言の効果で抑えられているかもしれないが、今の半数程度の水準だった前年同時期と比べるとまだ多い」と話し、対策の継続を呼び掛けた。

　さいたま市によると、感染が判明したのは10～40代の男性4人。いずれも軽症か無症状。

　川口市によると、10歳未満の未就学児から40代まで男女24人の感染を確認。

　川越市によると、40代の男性1人の感染を確認した。

　越谷市によると、感染が判明したのは10歳未満～90代の男女8人。うち会社員の40代男性が中等症で入院中。また、市立学校関係者1人が感染したとして、27、28日に同校1学級を学級閉鎖すると発表した。