埼玉新聞

 

小山市長に忖度、講演依頼を撤回 交通事故遺族憤る、栃木

  •  栃木県小山市の浅野正富市長

     栃木県小山市の浅野正富市長

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 栃木県小山市が、交通事故の遺族に講演を打診後、浅野正富市長が事故の相手側弁護人だったことが分かり、依頼を取り下げたことが5日分かった。市の担当課は市長に忖度して撤回したことを認め、事後報告を受けた市長は「弁護士倫理的に被害者側との関わりを控える必要があり、依頼すべきではないと判断した」としている。栃木市に住む遺族楠野祇晴さん(77)は「市長を批判するわけがない。遺族感情を踏みにじっている」と憤る。

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