全国農業協同組合中央会(JA全中)の山野徹会長は5日、東京都内で定例記者会見を開き、品薄が発生しているコメについて「JAグループで2024年産米の円滑な集荷と販売を進める」と強調した。新米の値上がりと相まって消費者のコメ離れが進行することを防ぐため、JAとして危機感を強めた形だ。
山野氏は、24年産米の収穫は前倒しで進んでいると説明。各地の農協からも新米販売に関する情報発信を今後、強化するという。
新米価格が店頭で5キロ3千円前後となっている事態については、農業資材が高騰しており、コスト上昇分を価格に反映する必要性に理解を求めた。