体操女子のパリ五輪代表を飲酒、喫煙問題で辞退した19歳の宮田笙子=順天堂大=が7日、佐賀県で開催されている国民スポーツ大会に出場した。7月中旬に不祥事が発覚して以降では初の公の場で、五輪代表入りを決めた5月のNHK杯以来の実戦。時折涙を浮かべながら演技し「深く反省している。(過ちに)真摯に向き合い、競技生活を全うしたい」と再出発を誓った。
京都市出身の宮田は、鯖江高に通った福井県の成年代表として優勝に貢献した。大会前にけがが重なったものの「福井県の方々、チームのみんなを思い、最後までやり切ることが使命だと思った」と復帰に踏み切った。