【パリ共同】8日に行われた陸上女子マラソン(視覚障害T12)で、3番目にゴールしたエレナ・コンゴスト(スペイン)がレース後に失格となり、4着だった前回金メダルの道下美里(三井住友海上)が繰り上がって銅メダルを獲得した。
競技規則では、伴走者はガイドロープでの誘導が義務付けられる。ゴール直前に男性伴走者がふらついた後、コンゴストが伴走者の手を握ってしまったことが違反となった。
過去には、2022年に東京・国立競技場発着で行われたハーフマラソンで、道下が当時の世界記録を上回ってゴールしながら、伴走者が先にゴールする違反で失格となる事態もあった。