JR北海道は10日、千歳線北広島駅で9日未明に到着した最終列車から降りた客が、約4時間にわたりホームに取り残されたと発表した。宿直勤務の駅員が歩いて確認するのを怠り、気付かずに改札口に通じる階段の扉を施錠したのが原因という。客にけがはなかった。
同社によると、9日午前0時20分ごろ到着した札幌発千歳行き普通列車から数人が降車。駅員は監視カメラ映像を見て全員が駅の外へ出たと思い込み、巡回せずに階段上部の扉を施錠した。
午前4時20分ごろ、鍵を開けて客1人が取り残されていることに気付き、体調を確認の上、タクシーに案内した。同社は「各駅に巡回を改めて指導する」としている。