不信任決議案の可決が見込まれる情勢となった斎藤元彦兵庫県知事は11日の定例記者会見で辞職要求に応じない考えを示した。
斎藤氏は「(任期の)4年間しっかり仕事をするのが、県民からの負託に応えることだ」と続投の意向を示したが、会見中に突然、涙ぐむ場面もあった。自民が分裂した前回知事選で支えた県議も辞職要求に加わることについて心境を問われると、無表情から一転、目に涙を浮かべ「重い決断をして出馬要請をしてもらった。申し訳なく、自分に対して悔しい」と感情をあらわに。言葉を詰まらせ「まだまだ力不足なところもあるが未来の兵庫のためにやっていきたい」と述べた。