埼玉新聞

 

拉致「真剣に向き合って」 総裁選候補者に横田早紀江さん

  •  記者会見する拉致被害者家族会の横田拓也代表。左は母早紀江さん=11日午後、国会

     記者会見する拉致被害者家族会の横田拓也代表。左は母早紀江さん=11日午後、国会

  •  記者会見する拉致被害者家族会の横田拓也代表。左は母早紀江さん=11日午後、国会

 自民総裁選や立民代表選を受け、拉致被害者家族会が11日、国会内で記者会見した。1977年に拉致された横田めぐみさんの弟で、家族会代表の拓也さん(56)は「人権や命の関わる拉致問題に触れる方が少ないことに大きな不安を感じる。真剣に向き合い、具体的解決に導いてほしい」と訴えた。

 母早紀江さん(88)は解決に向けた動きが停滞する現状を「なぜ命からがらで助けを求めている人たちを放っておいても平気でいられるのか。47年どんなに頑張っても動かない」と嘆いた上で、候補者に対し「(言及を)避けているような形では解決は難しい。日本を守らなければという思いで頑張ってもらいたい」と話した。

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