1966年の静岡県一家4人殺害事件で死刑が確定し、26日に再審判決が言い渡される袴田巌さん(88)の姉ひで子さん(91)が11日、札幌市で再審制度に関する法改正を求める集会に参加した。ひで子さんは国会が少しずつ動いているとした上で「(袴田さんの)事件を機に改正を進めてほしい」と訴えた。
会の冒頭、弁護団が制作した袴田さんのドキュメンタリー映像「凍りついた魂」が上映された。ひで子さんは26日の判決について「巌は無実だから無罪になって当たり前だと思っている」と力強く話した。
再審公判は昨年10月に静岡地裁で始まり、今年5月に結審した。