財務省と内閣府が12日発表した7~9月期の法人企業景気予測調査は、大企業全産業の景況判断指数(BSI)がプラス5・1だった。2四半期連続で「上昇」が「下降」を上回った。製造業は需要増や価格転嫁が進んだことで前回調査からプラスに転じた。非製造業はプラスが続き、客数が増えたサービス業が寄与した。
BSIは、自社の景況感が前の3カ月と比べて「上昇」したとみる企業の割合から「下降」したとする企業の割合を差し引いた指数で、経済の現状や、先行きを予測する指標の一つ。
中堅企業の全産業はプラス2・4。中小企業の全産業はマイナス7・6だった。