埼玉新聞

 

ベルク増収減益 外食控え自宅で食事、食品販売が堅調も…控えていた販促活動が通常に戻しつつあり費用増に

  • ベルク増収も費用増、純利益9%減

 食品スーパーのベルク(鶴ケ島市)が7日発表した2021年3~8月期連結決算は、純利益が前年同期比9・1%減の52億4800万円だった。新型コロナウイルスの流行長期化で、外食を控えて自宅で食事する習慣が定着したことに伴い各種食品の販売が堅調で、増収を確保。一方、新型コロナ下で前年同期は控えていた販売促進活動が通常に戻しつつあることで費用が増え、減益だった。

 売上高に当たる営業収益は6・5%増の1491億3200万円だった。新型コロナ下で前年同期は控えた値引き販売やポイント還元などを通常に戻し始めたことで販売費・一般管理費が増え、営業利益は4・7%減の73億9200万円だった。

 22年3月期通期の業績予想は据え置いた。営業収益は前期比微減の2835億9700万円、営業利益が5・2%減の113億800万円、純利益は9・0%減の80億3100万円を見込む。

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