百貨店「そごう・西武」が各地方店舗の改装に数億~数十億円を投じることが13日分かった。主力の西武池袋本店(東京都豊島区)を合わせた10店舗の改装に計500億~600億円規模を充てる。西武池袋本店は改装で売り場面積が半減するが、他店舗でも改革を進めることでカバーし、増収増益を目指す。
セブン&アイ・ホールディングスの子会社だったそごう・西武は赤字が続き、店舗の閉鎖やリストラなど構造改革を繰り返してきた。昨年9月には米投資ファンドに売却された。田口広人社長は共同通信のインタビューに応じ「地方も含め少なくとも5年は店舗を撤退するつもりはない」と明言した。