依願退職…元同僚の女性宅に訪問200回超の教諭 ひき逃げ教頭も処分、現場へ戻って校長に連絡していた「申し訳ない」 女子生徒の胸に肘を付けていた教諭も
2024/09/13/12:39
埼玉県教育委員会は12日、ひき逃げ事故を起こし、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の罪で在宅起訴された熊谷市立籠原小学校の教頭(49)を懲戒免職処分にした。学習指導中、女子生徒にわいせつな行為をしたとして、南部地区県立高校の男性教諭(28)も懲戒免職処分にした。
小中学校人事課などによると、教頭は4月18日、乗用車を運転中に熊谷市宮本町の交差点で横断歩道付近を横断中の女性をはね、救護措置を取らずに逃走した。逃走後に現場へ戻り、校長に報告。教頭は「信頼を失う行為をしてしまったことは申し訳ない」と述べているという。
男性教諭は勤務する高校の廊下で、女子生徒に学習指導を行った際に、意図的に左肘付近を右胸に接触させた。
このほか、元同僚の女性に対して約4年間で200回以上、自宅付近を訪れたなどとして、5月にストーカー規制法違反の疑いで逮捕、罰金30万円の略式命令を受けた南部地区公立小学校の男性教諭(57)を停職6カ月の懲戒処分にした。教諭は依願退職の意向を示しているという。
県教委は被害者のプライバシー保護を理由に、両教諭の氏名などを公表していない。
また、交通事故を起こし、歩行者らにけがを負わせたとして、東部地区県立高校の男性教諭(33)と西部地区県立高校の男性教諭(61)をいずれも減給1カ月、深谷市立小学校の女性教諭(56)を戒告の懲戒処分にした。