放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は13日、毎日放送のバラエティー番組「ゼニガメ」に事実と異なる放送があったとして、放送倫理違反の有無を調べるため、審議入りを決めた。
毎日放送によると、7月放送の番組では、家の清掃や遺品整理を行う買い取り業者に密着。金庫から金の延べ板が見つかり、現金で買い取る様子を放送したが、実際には金庫と金の延べ板は、業者の社長の指示で事前に準備されたものだった。
同じ業者が出演する23年11月と今年5月の放送分では、土地建物を現金で買い取る様子を放送したが、業者はロケ以前に買い取っていたという。