【ローマ共同】ローマ教皇フランシスコは13日、アジア・オセアニア4カ国歴訪から戻る特別機内で記者会見し、パレスチナ自治区ガザ情勢についてイスラエル軍が「やり過ぎだと思うことがある」と述べた。軍がイスラム組織ハマス戦闘員が潜伏しているとの理由でガザの学校を空爆していることを「恐ろしい」と非難した。
教皇はイスラエルとハマスの双方が「平和に向けて行動を起こしていない」と指摘し、戦闘終結に動くよう求めた。
バチカンと国交がない中国にも言及。司教任命権を巡る両国間の暫定合意は「良好だ」とし、今秋に期限を迎える合意の延長を示唆した。「中国を訪問したいと思っている」と語った。