【モスクワ共同】外務省の北川克郎欧州局長は13日、モスクワでロシア外務省のボロビヨワ・アジア第3局長と会談し、ロシアのウクライナ侵攻に伴い実施できていない北方領土への元島民らの墓参や、北方四島周辺での日本漁船による安全操業の早期再開を訴えた。
北川氏は日ロ関係は厳しい状況にあると指摘。ウクライナ侵攻は明確な国際法違反だとし、即時停止を求めた。
ロシア外務省によると、ボロビヨワ氏は日本側の非友好的な動きには最大限に厳しい対応を取り続けると強調。岸田政権の近視眼的な敵対政策で日ロ関係は前例のない低い水準に落ち込んだと指摘した。