埼玉新聞

 

元プロ野球選手の松坂大輔さんが野球教室 少年野球チームの児童を指導 「憧れ」からアドバイス受けた児童、目を輝かせる 「応援してくれている人への感謝を忘れないで」と松坂さん

  • 児童に指導する松坂大輔さん(右から2人目)=7日、さいたま市西区の大宮けんぽグラウンド

    児童に指導する松坂大輔さん(右から2人目)=7日、さいたま市西区の大宮けんぽグラウンド

  • 児童に指導する松坂大輔さん(右から2人目)=7日、さいたま市西区の大宮けんぽグラウンド

 元プロ野球選手で、現在は野球評論家や解説者として活躍する松坂大輔さん(43)による野球教室がさいたま市西区の大宮けんぽグラウンドで行われた。少年野球チームの児童25人が参加し、速球のコツやフォームなどを真剣な表情で教わっていた。

 ソニー生命保険(東京都)が主催で、石川県に続く2回目の開催。野球教室では松坂さんが直接子どもたちにキャッチボールやピッチング、バッティングなどの技術指導を行った。「力強い球を投げるには膝の向きが重要」「キャッチボールのときから実戦を意識して」と丁寧にアドバイスした。

 参加した6年生の田上陸さん(12)は「松坂さんは憧れの投手。キャッチボールのコツを教えてもらい、肩がいつもより温まりやすかった」と効果を実感していた。5年生の篠田凌さん(11)は「軽く投げていたのに球が重かった。(松坂さんが)甲子園で投げていたみたいに、コントロールよく投げれるようになりたい」と目を輝かせていた。

 野球教室を終え、「子どもたちの学ぼうとする貪欲な姿勢は大切。教えたことが今後の人生に役立ったらうれしい」と松坂さん。子どもたちには「野球ができることは当たり前ではない。応援してくれている人への感謝を忘れないでほしい」と励ました。

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