「かまどの神様」として信仰を集める和歌山県橋本市の光三宝荒神社で14日、恒例の「献灯祭」が営まれ、参拝者らが約1万本のろうそくに灯をともすと柔らかな光が広がり、境内は幻想的な雰囲気に包まれた。
小雨が降る中、「身体健全」などの願い事が書かれた紙灯籠が約120基並べられ、参拝者が高さ約2メートルの燭台にろうそくを次々と立てて灯をともした。
初めて見に訪れたという橋本市内の主婦植松比呂子さん(67)は「幻想的な雰囲気。宗教的なものを感じる」と話した。
光三宝荒神社は創建から900年以上の歴史を持ち、日本三大荒神の一つとされる。