三菱重工業は16日、政府の情報収集衛星「レーダ8号機」を搭載したH2Aロケット49号機の打ち上げを再延期すると発表した。種子島宇宙センター(鹿児島県)上空の風が強く、条件を満たさないため。新たな期日は未定。当初は11日の予定だったが、悪天候のため16日に延期していた。
今後も台風などの影響で、打ち上げ判断は難しい状況が続くとみられる。記者会見した三菱重工の担当者は「気象状況に左右され残念な思いだ」と話した。延期が続けば、10月20日に予定されているH3ロケット4号機の打ち上げへの影響も懸念される。