埼玉新聞

 

ウニクス川越に「予防医療センター」誕生 最新の機器、綿密な検査 人間ドックは当日中に主要項目を説明可

  • 人間ドックのメニューには、運動機能検査(ロコモ)も含まれている=14日、川越市のウニクス川越 予防医療センター・クリニック

  • オープンを記念した式典に出席したウニクス川越 予防医療センター・クリニックの足立雅樹名誉院長(右から4人目)と清水正雄院長(同5人目)ら(同クリニック提供)

 川越市のショッピングセンター「ウニクス川越」内に14日、「ウニクス川越 予防医療センター・クリニック」がオープンした。検査に当たる技師が最新の検査機器で撮影した画像などの内容を、ほぼリアルタイムで医師が読影し、主要な項目は当日中に検査結果の説明がある人間ドックが特徴だ。説明後は保健師や管理栄養士、運動指導士の専門的な指導が受けられる。

 清水正雄院長は「当日中に医師が説明をすることで、数値だけでは伝えられないご自身の明確な身体の状態を知ってもらいたい。病気の予防につながるさまざまな情報の提供も提案できる場所にしていけたら」と意気込む。

 検査の質にこだわるのも同クリニックの魅力。超音波(エコー)などの検査時には、技師が撮影した静止画に加え動画を記録。読影時には、静止画と細かい変化を見落とさないための動画の確認、過去画像との比較も行う。技師と医師の双方向での綿密な検査体制が整っている。

 埼玉医科大学病院健康管理センター(現・同院予防医学センター)を立ち上げ、日本人間ドック学会理事でもある同クリニックの足立雅樹名誉院長は「私たちは(検査結果などの)画像と向き合っているのでなく、人と向き合っているという自覚を強く持って検査に当たっていく。人間ドックを受ける日が『自分の身体を見つめる日』にしていければ」と話している。

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