今年1月に吉川市のコンビニエンスストアに男が押し入った強盗事件で、県警捜査1課と吉川署は15日、強盗致傷と建造物侵入の疑いで、住所不定、会社員の男（44）を逮捕した。

　逮捕容疑は1月3日午前2時20分ごろ、吉川市南広島のコンビニ店「セブンイレブン吉川南広島店」に侵入。女性従業員（37）に果物ナイフのような刃物を突き付けて「金を出せ」などと脅迫し、現金3万円を奪った疑い。女性は逃げようとした際に右手の指に刃物が当たり、全治約10日間の切り傷を負った。

　同課によると、男は客を装って侵入。品出しをしていた女性を背後からつかんで脅迫し、別の男性従業員（31）がレジから出した現金を奪った。

　防犯カメラの映像などから男の関与が浮上した。容疑を認め、「当時、生活費が足りなかった」と供述しているという。