越谷市は15日、市内の医療機関で保管していたファイザー社製新型コロナウイルスワクチン144バイアル(864回分)を廃棄したと発表した。
市ワクチン接種対策室によると、13日深夜から14日未明にかけて、医療機関が入る複合施設で電気設備点検に伴う計画停電が行われた際、停電対策として非常用のポータブル電源装置に切り替えていたが、何らかの原因で電源装置のバッテリーが切れていた。14日朝、医療機関の職員が冷蔵庫内の温度を確認し、適正温度を上回っていたことから庫内で保管していたワクチンを廃棄した。
廃棄分は市保健所が補充し、接種計画に影響は出なかったという。