<高校サッカー>浦和南や昌平、埼玉栄など勝利 16強出そろう 23日3回戦、正智深谷と武南が登場
2021/10/17/00:00
(第2日、16日・浦和南高校ほか=埼玉新聞社など後援)
2回戦14試合を実施し、16強が出そろった。
この日から登場したシードの浦和南は3―0で越ケ谷を下した。立教新座、浦和東、昌平、西武台、浦和西のシード勢も順当に3回戦へ進んだ。埼玉栄は3―1で伊奈学園を振り切った。
越谷西は豊岡にPK戦で勝利。埼玉平成は広瀬の2ゴールで所沢中央に快勝した。浦和学院は東野を3―2で退け、細田学園は3―0で東農大三を下した。
3回戦は23日に8試合を予定。6月の県高校総体優勝の第1シード正智深谷と準優勝の第2シード武南が登場する。
■3得点も崩し課題に/浦和南
浦和南が越ケ谷を3―0で退けた。前半10分、花里の浮いたパスを井上が頭で合わせて先制。その後主導権を握りながらもゴールが割れずに迎えた後半38分、右サイドに深く切り込んだ安田のクロスを丸山が蹴り込み、待望の追加点を奪った。
野崎監督は「初戦の緊張感を差し引いてもお粗末な内容」と渋い表情。守備は及第点を与えたが、質の高いボールの供給や前線での崩し方を攻撃面の課題とした。次戦に向け指揮官は「一週間、喝を入れてやっていく」と気を引き締めた。
■終盤勝ち越し、成長実感/埼玉栄
埼玉栄が後半の2ゴールで伊奈学園を振り切った。1―1の後半32分、※島のCKを主将の宇草が頭で合わせて決勝ゴール。ドンピシャリの一撃に稲垣監督は「自信を持ってゴール前に入ってくれた」とうなずいた。
後半にPKで同点とされたが、チーム一丸となり踏みとどまった。MF樋口も先制弾にダメ押し点と存在感を発揮。同監督は「追い付かれると下を向くことも今まで無きにしもあらず。きょうはね返せたことは自信になる」とチームの成長を実感していた。
※は草冠に配