林芳正官房長官は18日、立候補している自民党総裁選対応を優先し、首相官邸に終日出勤しなかった。18日朝には北朝鮮が短距離弾道ミサイルを複数発射しており、政府の危機管理を担う本来の担務を軽視しているとの指摘が出そうだ。
林氏は17日に那覇市で、18日に松山、大阪両市でそれぞれ開かれた総裁選演説会に参加した。原則として1日2回、官邸で行っている定例会見に2日連続で出席せず、官房副長官が代行した。
森屋宏官房副長官は18日の記者会見で「総裁選中も常に迅速に連絡を受け、緊急時に必要な態勢を取ることができるようにしている」と述べ、危機管理上の支障はないと強調した。