埼玉新聞

 

先輩が500万円用意するから…息子からの電話と勘違いした母100万円被害 本物の息子から電話あり発覚

  • 80歳女性、100万円手渡し詐欺被害=ふじみ野市

 東入間署は17日、ふじみ野市の無職女性(80)が手渡し詐欺で現金100万円の被害に遭った、と発表した。同署の調べでは、14日午後7時40分ごろから数回、男から電話があり、「俺だよ。仕事の契約に関する重要な書類を宛先を間違えて送付した」「補填(てん)するためにはお金が必要で、先輩が500万円用意できるが、いくらなら用意できるか」「知人が取りに行く」などと話した。川越市に住む長男(46)と思い込んだ女性は同日午後10時35分ごろ、自宅前の路上で、長男の知人を名乗る男に現金100万円を手渡した。

 3日後の17日午前、長男から女性に電話があったため、詐欺と判明。同日午後、長男が同署に届けた。現金を取りに来た男は20歳代、身長175センチぐらい。上下は黒っぽい服装で白いマスクを着けていたという。

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