岐阜・富山両県にまたがる世界文化遺産「白川郷・五箇山の合掌造り集落」の上流部に当たる岐阜県高山市に計画されている産業廃棄物の最終処分場建設を巡り、岐阜県は19日、環境影響評価(アセスメント)方法書の審査会を開いた。専門家からは、周辺環境への影響調査や災害時の対策検討が必要との意見が出た。
富山市の廃棄物処理業「アルト」が計画の内容などを説明。処分場は高山市荘川町の約10万平方メートルの敷地に約240万立方メートルの容量があり、廃プラスチック類や水銀を使用した製品の産廃などを26年間埋め立てる。岐阜・富山両県から搬入する予定。