「裸足で散歩」が再演 新婚夫婦役の加藤和樹と高田夏帆が抱負
俳優の加藤和樹と高田夏帆が、9~11月に全国11都道府県を巡る舞台「裸足で散歩」に出演する。2022年に好評を博した作品を、ほぼ同じメンバーで再演。加藤は「同じことの繰り返しではなく、いろんな可能性を試したい」と抱負を語る。
1960年代の米国を舞台にした、ニール・サイモン作のラブコメディー。古いアパートの最上階に引っ越してきたポール(加藤)とコリー(高田)の夫婦が、新婚早々に騒動を繰り広げる。高田は「どのキャラクターも一生懸命で、だからこそ観客に愛されるんだと思う」と魅力を語る。
生真面目なポールと自由奔放なコリー。正反対の2人だが「どこかフィーリングが合うのを感じて一緒になった。半ば勢いですね」と加藤。価値観のすり合わせが不十分なまま結婚生活を始めてしまった2人が、ぶつかり合いながら絆を強める姿は「みんなに共感してもらえると思う」。
高田は前回公演が初舞台だった。新型コロナウイルス禍で稽古中はマスクが必須だったこともあり「相手の表情も見えなくて、毎日苦しかった。今回は楽しみながら、新しい挑戦もできている。成長した姿を見せられれば」と意気込んだ。
全国公演中は各地で観光も楽しむつもりだという。「レンタカーで紅葉を見に行ったり、神社を巡ったりしたい」と高田。加藤のお目当てはご当地ラーメンだ。「食べ過ぎて太らないように気をつけます」と笑った。