【ワシントン共同】昨年7月に韓国から南北軍事境界線を越えて北朝鮮に入り、米国に戻った米陸軍2等兵のトラビス・キング被告に対し、南部テキサス州での軍法会議は20日、禁錮1年と不名誉除隊を言い渡した。米メディアが伝えた。
キング被告は脱走などの罪を認めた。14の罪で訴追されていたが、司法取引で一部が取り下げられていた。拘束されていた期間が刑期に算入され、同日自由の身となった。
在韓米軍に所属していたキング被告は暴行容疑で韓国の拘置施設に収容後、米国に移送される予定だったが、仁川国際空港で逃走。軍事境界線がある板門店の共同警備区域の見学ツアーに参加し、無断で越境した。