埼玉新聞

 

能登豪雨、泥かき出す住民ら 「またこんな目に…」

  •  豪雨で浸水した自宅の車庫で、ボランティアらと後片付けする女性(左端)=23日午前8時41分、石川県珠洲市

     豪雨で浸水した自宅の車庫で、ボランティアらと後片付けする女性(左端)=23日午前8時41分、石川県珠洲市

  •  豪雨で浸水した家屋から泥をかき出すボランティア=23日午前9時18分、石川県珠洲市

     豪雨で浸水した家屋から泥をかき出すボランティア=23日午前9時18分、石川県珠洲市

  •  豪雨で浸水した自宅の車庫で、ボランティアらと後片付けする女性(左端)=23日午前8時41分、石川県珠洲市
  •  豪雨で浸水した家屋から泥をかき出すボランティア=23日午前9時18分、石川県珠洲市

 記録的豪雨で河川の氾濫や土砂災害が起きた能登半島では23日、朝から土砂が流入した自宅の後片付けに追われる住民の姿が見られた。「またこんな目に…」。豪雨では6人が死亡し2人が行方不明になっている。

 石川県能登町柳田地区の常田美智子さん(82)宅には近くの川から水が流れ込み、花が咲いていた自慢の花壇が泥に埋もれた。「膝も腰も痛い」。常田さんは泥や流れてきたごみを集めた袋を見つめ、途方に暮れた。

 流木や土砂が押し寄せた珠洲市上戸町の集落。自宅が土砂で埋まっているという70代の女性は、膝まで積もった土砂に立ち「地震で半壊した自宅をようやく修理したばかりなのに」とため息をついた。

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