埼玉新聞

 

<衆院選>埼玉2区は自民新藤氏、維新高橋氏、野党統一奥田氏が訴え 8区は自民柴山氏、無所属小野塚氏が

  • 駅頭で市民にチラシを配布する候補者=24日午後、所沢市内(画像の一部を加工しています)

 衆院選の投開票まで1週間となった24日、埼玉県内15小選挙区の立候補者は支持を求め選挙区内を走った。休日の秋晴れの下、人出が多い商店街をはじめ住宅地や公園などに姿を見せ、1票への執念をみなぎらせた。

■2区

 2区は8選に挑む自民前職の新藤義孝氏(63)、維新新人で元川口市議の高橋英明氏(58)、共産新人で元県議の奥田智子氏(52)の戦い。

 出馬予定だったれいわ新選組の新人が比例代表に回り、かつ立民陣営は公示直後に奥田氏応援を表明。事実上の野党統一候補となった奥田氏はこの日午前、JR川口駅頭に立ち「川口から野党の代表として国会に駆け上がる。消費税は5%に、ジェンダー平等も実現したい」と演説。

 迎え撃つ形となった新藤氏は小集会や街頭で地道に足元を固める活動。この日は午前10時から自宅近くの公園で個人演説会。新型コロナ対策など実績を宣伝。陣営幹部は「皆さん、油断は大敵です」と話した。

 高橋氏は川口駅前などの街頭で演説に立ち、社会保障改革など国政改革の訴えを続けた。

■8区

 自民前職の柴山昌彦氏(55)と無所属で元職の小野塚勝俊氏(49)の一騎打ちとなっている8区。

 柴山氏は午後、この日市長選が告示されたふじみ野市で公明党の演説会に入り、同党比例北関東ブロックの立候補者らと共にマイクを握った。柴山氏は「コロナの新規感染者数は大幅に減少した。政治主導でワクチン接種を加速し、ここまで来たのは自公政権の成果」と強調し支持を呼び掛けた。演説会には市長選候補者も駆け付けていた。

 小野塚氏は午後、所沢駅西口から約300メートル続くプロぺ通り商店街を支援者と共に練り歩き、有権者へ支持を呼び掛けた。特定の政党の支援は受けず、超党派として活動する小野塚氏は「この選挙を何としても勝ち抜いて国会に行き、さまざま問題を変えていく。日本を良き方向に取り戻していく政治を実現したい」と支援を訴えた。

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