<衆院選>埼玉13区は共産、自民、立民候補が三つどもえ 15区は自民、野党統一、維新候補が争い
2021/10/25/00:00
衆院選の投開票まで1週間となった24日、県内15小選挙区の立候補者は支持を求め選挙区内を走った。休日の秋晴れの下、人出が多い商店街をはじめ住宅地や公園などに姿を見せ、1票への執念をみなぎらせた。
■13区
共産新人の赤岸雅治氏(60)、自民前職の土屋品子氏(69)、立民新人の三角創太氏(33)が三つどもえを繰り広げている13区。
赤岸氏は春日部市内や越谷市千間台、大袋の各地域を小まめに回り、街頭演説を繰り返した。「今回の選挙で政権交代を実現したい」と声を張った。
土屋氏は休日で人出が増えた地元春日部の商店街を巡った。春日部駅西口の演説会には自民、公明の地元県議、市議らが応援に駆け付けた。「8回目の戦いでも危機感がある」と訴えた。
三角氏は午前、越谷市長選の立候補者と駅立ちし、午後は春日部の中心街を練り歩きいた。のぼり旗を掲げ「教育、子育ての完全無償化を目指す」と行き交う人々へのチラシ配布に精を出した。
■15区
15区は自民前職の田中良生氏(57)、事実上の野党統一候補となった立民前職の高木錬太郎氏(49)、維新新人の沢田良氏(42)が争う。
田中氏は南区の2地区で街頭演説。「今回の選挙は政権選択選挙。天皇制や日米安保を否定する共産党と組む立憲にわが国のかじ取りを渡すわけにはいかない。健全な保守の議席を守りたい」と力説した。
高木氏は南区の住宅地を中心に終日、細かく移動。随所でつじ立ちし「新型コロナ対策、子育て支援、くらしの底上げから始まる経済再生」の3本柱を強調。「支え合う社会に変えたい」と訴えた。
沢田氏は朝からトレードマークのオレンジの上着を着て、選挙区内を自転車で活動。武蔵浦和駅西口で街頭演説した沢田氏は「政治への関わりを私を使うことから始めてほしい」とアピールした。