日本製鉄が米鉄鋼大手USスチール買収計画を巡り、対米外国投資委員会(CFIUS)に審査を再申請したことが24日、分かった。審査期間はこれまで23日が期限だったが、90日間延びる。CFIUSによる買収の可否を巡る判断は、11月の米大統領選後となる公算が一段と大きくなった。
日鉄によるUSスチール買収を巡っては9月初旬、バイデン米大統領が阻止に向けて最終調整に入ったと複数の海外メディアが報じた。CFIUSが日鉄による再申請を認めることが18日に判明。結論が米大統領選後に先送りされるとの見方が強まっていた。