ロシア軍の哨戒機が23日、北海道・礼文島周辺で領空侵犯した問題で、海上自衛隊トップの斎藤聡海上幕僚長は24日の記者会見で、同じ日に中国とロシアの艦艇計8隻が宗谷海峡を通過したことに触れ「同じような時間帯で哨戒機が飛び、艦艇が共同航行した。関連している可能性がある」と述べた。防衛省はロシア側の意図の分析を続けている。
ロシア海軍と中国海軍は今月、合同演習を日本海で実施。中国海軍の空母「遼寧」は18日、中国空母として初めて日本の接続水域を航行した。斎藤氏は「中ロ艦艇の動向は非常に活発になっている。引き続き注視する」と話した。