ベネッセコーポレーションは２４日、インターネット上の仮想空間「メタバース」で模擬試験を受けられるサービスを始めると発表した。同社によると、模試の会場にメタバースを使うのは業界初という。高校生が対象で受け付けは２５日から。受験生同士で交流できるのが特徴で、少子化や不登校などで近くに勉強仲間がいない生徒のやる気の向上にもつなげる。

　メタバースでは、ベネッセが提供している「進研模試」を受けられる。大学の講義室のような会場に自身の分身である「アバター」を座らせ、画面を切り替えて回答する。パソコンなどで選択肢を選ぶマーク式と、紙に答案を書いて写真を送信する記述式に対応した。