【ジュネーブ共同】国際航空運送協会(IATA)は24日、二酸化炭素(CO2)排出量を2050年までに実質ゼロにする目標達成に向けた行程表を発表し、持続可能な航空燃料(SAF)の増産につながる投資促進策が不可欠だと強調した。従来の燃料から移行するには50年までに計4兆7千億ドル(約670兆円)の費用がかかると試算し、支援を呼びかけた。
行程表は、25年末までに、航空会社が他社からCO2削減分を購入する「カーボンオフセット」の国際的な枠組みに参加するよう各国に要請。現在約120カ国が参加しているが、中国やブラジル、インドなどは参加していない。