【逍遥の記(26)】やり取りの積み重ねが文学史 日本近代文学館「編集者かく戦へり」展
2024/09/25/07:00
プロの編集者とはどんな人たちなのか。文芸記者の立場からみると、新刊が出たばかりの作家をインタビューするときに横にいて話を聞いている(ときに話に入ってくる)のが編集者である。その存在が作家にとっていかに大きいかということを、いろんな場面で実感する。前に出たがらないというか、黒子であることを美徳と考えているタイプの人が多いが、それでも有名になってしまう人たちがいる。