サザン最後の夏フェスはイエモン、ヤバT、緑黄色社会らと大団円 ロッキン茨城
25年目を迎えた国内最大級の野外音楽イベント「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル(通称ロッキン)」が5年ぶりに茨城県ひたちなか市で開催され、最終日にはロックバンド「サザンオールスターズ」や「THE YELLOW MONKEY」らが豪華にステージを彩った。
イエモンは「楽園」から始まり「JAM」「バラ色の日々」「パール」などヒット曲を立て続けに披露。ボーカル吉井和哉が色気のある声とたたずまいで会場を魅了した。吉井はデビュー前の初ステージでサザンの楽曲をカバーした過去を明かし、この日出番前には喉頭がんを患った自身をサザンのボーカル桑田佳祐が「時間薬ってあるからさ」と励ましてくれたと語った。
トリを飾ったのは“最後の夏フェス出演”のサザン。メンバー5人が夕暮れのステージに登場し手をつないで横一列に並ぶと、詰めかけた5万人の大歓声が迎えた。
MCでは桑田が「ご存じのように夏フェスは最後」と切り出すと大ブーイングが起こり「まぁ…秋ならね」と笑いを誘った。この日出演した他の6組にも触れ「後でみんな出てくればいいのにね」と意味深に笑った。
「いとしのエリー」「真夏の果実」「神の島遥か国」など各年代のヒット曲から最新曲「ジャンヌ・ダルクによろしく」まで惜しみなく網羅。アンコールの「勝手にシンドバッド」では、イエモンと「ヤバイTシャツ屋さん」「緑黄色社会」「ももいろクローバーZ」「Creepy Nuts」「WANIMA」を呼び込んで“有言実行”し、夏フェスに伝説を刻みつけた。